「ゲーミングPCを買ったけど、最初に何を設定すればいいのかわからない」「初心者でも簡単にできる初期設定方法が知りたい」
このような悩みを解決します。
本記事でわかる3つの内容
- ゲーミングPCの最優先初期設定手順
- 快適に使うための便利な設定方法
- 初心者におすすめの必須ソフトと注意点
初期設定が完了すれば、PC性能を最大限に引き出し、快適なゲーム環境が手に入ります。
初めてのゲーミングPCでも迷わず使えるように、手順を一つひとつ丁寧に解説していきます。
記事を読み終える頃には、設定に関する不安がなくなり、すぐにゲームを楽しめる準備が整っているでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
ゲーミングPCとは?
ゲーミングPCの基本と普通のPCとの違い
ゲーミングPCは、ゲームを快適にプレイするために高性能な機能を備えたパソコンです。
最大の特徴は、高速処理を可能にするCPUや、高品質な映像を表示するためのグラフィックボード(GPU)が搭載されている点です。
これらの部品がゲームの動作速度やグラフィックの美しさを大きく向上させます。
一方、普通のPCはオフィス業務やインターネット閲覧、動画視聴を目的に設計されています。
ゲーミングPCと比べると、処理速度やグラフィック性能は控えめです。
しかし、ゲーミングPCも通常のPCと同様に、インターネットやアプリケーションの利用が可能です。
たとえば、ゲーミングPCは動画編集やデザイン制作、3Dモデリングといった高負荷の作業にも役立ちます。
実際、最近ではクリエイターやエンジニアがゲーミングPCを使用するケースが増えています。
ゲーミングPCの高性能な特徴をまとめると以下の通りです。
特徴 | ゲーミングPC | 普通のPC |
---|
CPU性能 | 高性能(高速処理) | 標準的 |
GPU性能 | 高品質な映像処理が可能 | 簡易な映像処理向け |
用途 | ゲーム、動画編集、デザイン制作 | インターネット、事務作業 |
たとえば、ゲーム「Apex Legends」や「フォートナイト」では、グラフィック設定を高くするとPCに大きな負荷がかかります。
普通のPCでは動作が重くなることがありますが、ゲーミングPCならスムーズにプレイ可能です。
さらに、動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」のような高性能なツールも快適に動作します。
以上のように、ゲーミングPCはゲームだけでなく、クリエイティブな作業にも役立つ高性能パソコンです。
用途に合わせて性能の高さを活用することで、効率よく作業が進められます。
高性能なゲーミングPCを最大限に使いこなすためには、購入後の初期設定が重要です。
次の項目では、具体的な初期設定について解説します。
ゲーミングPCが届いたらまず確認すること
同梱物の確認
ゲーミングPCが届いたら、最初に同梱物を確認しましょう。
内容に不備や欠品がないかチェックし、注文通りのものが揃っているか確認します。
主な同梱物としては、以下のようなものがあります。
- ゲーミングPC本体
- 電源ケーブル
- マニュアル・保証書
- 周辺機器(キーボード、マウスなど)
箱に傷がないか、輸送中のトラブルがなかったかも重要なポイントです。
不具合や不足があれば、すぐに購入先へ連絡しましょう。
通常、初期不良対応期間は1〜2週間程度に設定されているため、早い段階で確認を済ませることが大切です。
ネット環境の確認
Windows 10/11の初期設定を進めるにはネット接続が必要です。
ネット環境が整っているかを確認しましょう。
接続方法は主に次の2つです。
- 有線LAN接続:安定性が高く、速度が速い
- Wi-Fi接続:手軽に接続可能(マザーボードがWi-Fi対応の場合)
有線接続が難しい場合は、USB接続の無線子機を使用すれば簡単にWi-Fiに接続できます。
また、初期設定中にインターネット環境が必要なタイミングがあるため、必ず事前にネット回線を準備しておきましょう。
電源ケーブル・モニターケーブルの接続
PCを設置したら、電源ケーブルとモニターケーブルを正しく接続します。
特に初心者が間違いやすいポイントがあるため注意が必要です。
電源ケーブルの接続手順
- PC本体背面の電源ソケットに電源ケーブルを挿します。
- ケーブルの反対側をコンセントに差し込みます。
- 電源ユニットのスイッチ(「ー」がON)を入れます。
ケーブルがしっかり接続されていないと、電源が入らないことがあります。
特にスイッチのON/OFFは見落としやすいため、確認しておきましょう。
モニターケーブルの接続手順
- モニターケーブルは、必ずグラフィックボード側に接続します。
- マザーボード側に接続すると、PCの性能が引き出せません。
間違えてマザーボード側に接続するユーザーが多いため、BTOパソコンの多くは注意書きやシールが貼られています。性能を最大限に発揮するため、正しい場所に接続しましょう。
設置場所の最適化
ゲーミングPCの設置場所は通気性が良く、快適に使用できる環境にしましょう。
デスクの上に設置できる場合が理想です。
しかし、スペースがない場合は専用のラックを使用し、床から5cm以上離すことでホコリの吸い込みを防げます。
ディスプレイは目線より少し下に設定すると疲れにくくなります。
パソコンスタンドなどを活用し、使いやすい高さに調整するのがおすすめです。
ゲーミングPCが届いたら、同梱物の確認、ネット接続、電源ケーブルとモニターケーブルの接続を行います。
これらの手順を確実に実施することで、不具合の早期発見や快適なPC環境を整えられます。
正しく設置すれば、ゲームや作業をスムーズに進められるようになります。
最優先でするべき初期設定
Windowsの初期セットアップ(Windows 10/11)
ゲーミングPCが届いたら、まず最初にWindowsの初期セットアップを行います。
これを済ませないとPCが正常に動作せず、ゲームをインストールすることもできません。
Windows 10や11では、セットアップ手順が画面上で案内されるため、順番通りに進めれば問題ありません。
初期セットアップの主な手順
日本に住んでいる場合は日本語を選びます。
有線LANやWi-Fiでインターネットに接続します。
Microsoftアカウントを新規作成するか、既存のアカウントでログインします。
必要な情報の送信をオフにします。
PCのセキュリティを保つために、4桁以上のPINコードを設定します。
Windows Updateを行う
Windowsの初期セットアップが完了したら、次にWindows Updateを行います。
PCが最新の状態でなければ、セキュリティ面でのリスクが高まり、ゲームソフトやドライバーが正常に動作しないことがあります。
Windows Updateの手順
- スタートメニューから「設定」を選びます。
- 「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 「Windows Update」から「更新プログラムのチェック」を選択します。
更新があれば自動的にダウンロードとインストールが行われます。
特に初回は時間がかかる場合があるため、余裕のある時間帯に実施しましょう。
グラフィックボードの最新ドライバー更新
ゲーミングPCに欠かせないのが高性能なグラフィックボード(GPU)です。
しかし、購入時の状態ではドライバーが古い場合があります。
ドライバーを最新にすることで、ゲームの動作が安定し、性能を最大限に引き出せます。
ドライバー更新の手順
- NVIDIAのGPUを使用している場合
- 「GeForce Experience」をインストールします(公式サイトからダウンロード)。
- アプリを開き、ログイン後「ドライバー」のタブから更新を実行します。
- AMDのGPUを使用している場合
- AMDの公式サイトから「Radeon Software」をダウンロードします。
- アプリを起動し、画面に従ってドライバーの更新を進めます。
GPUドライバーの更新は、映像の品質やゲームの動作速度を大きく改善します。
必ず最新の状態にしておきましょう。
モニターのリフレッシュレート設定
ゲーミングモニターを使用する場合、リフレッシュレートの設定を確認する必要があります。
リフレッシュレートとは、1秒間に画面を何回更新できるかを示す数値です。
設定が正しくないと、モニターの性能を十分に活かせません。
設定手順
- スタートメニューから「設定」を選びます。
- 「システム」→「ディスプレイ」を選択します。
- 「ディスプレイの詳細設定」をクリックします。
- 「アダプターのプロパティを表示」→「モニター」タブを開きます。
- 「画面のリフレッシュレート」から最大値を選びます。
たとえば、240Hz対応のモニターを使用している場合でも、初期設定が60Hzになっている場合があります。
これを正しく設定することで、滑らかな映像表示が可能になります。
固定キー機能の解除
固定キー機能はWindowsに標準搭載されている機能で、ShiftキーやCtrlキーを何度も押すことで有効になります。
しかし、ゲームをプレイする際には誤作動の原因となるため、無効にするのがおすすめです。
特にFPSやMOBAなどのゲームでは、操作中に固定キーが有効になると動作が止まり、プレイに支障をきたす場合があります。
固定キー機能を解除する手順
- 設定画面を開く
- Windowsのスタートメニューから「設定」をクリックします。
- アクセシビリティの項目を選択
- 左側のメニューから「アクセシビリティ」を選びます。
- キーボード設定を開く
- 「キーボード」をクリックして設定画面を開きます。
- 固定キー機能をオフにする
- 「固定キー機能」のスイッチがオンになっている場合はオフに切り替えます。
これで固定キー機能が無効化され、操作中に余計な通知が表示されなくなります。ゲームに集中できる環境が整います。
ゲームモードの有効化
Windows 10や11には「ゲームモード」と呼ばれる機能が搭載されています。
ゲームモードを有効化すれば、バックグラウンドで動作するWindows Updateや通知が制限され、ゲームのパフォーマンスが向上する可能性があります。
特に、エントリーモデルのゲーミングPCでは効果が実感しやすいです。
ゲームモードを有効化する手順
- 設定画面を開く
- デスクトップ画面で右クリックし、「設定」を選びます。
- ゲームの項目を選択
- 左側のメニューから「ゲーム」をクリックします。
- ゲームモードをオンにする
- 「ゲームモード」のスイッチをオンに切り替えます。
ゲームモードは、ゲーム以外の処理を抑えるため、CPUやGPUのリソースを効率よく利用できます。
特に低スペックPCであれば、フレームレートが安定する場合もあります。
デメリットがないため、必ず有効にしておきましょう。
Xbox Game Barの無効化
「Xbox Game Bar」はWindowsに標準搭載されている録画・キャプチャ機能です。
しかし、この機能はCPUやメモリのリソースを消費するため、ゲーミングPCの性能に悪影響を与える可能性があります。
ゲーム配信や録画をしない場合は、無効化するのがおすすめです。
Xbox Game Barを無効化する手順
- 設定画面を開く
- Windowsのスタートメニューから「設定」を選びます。
- ゲームの項目を選択
- 左側のメニューから「ゲーム」を選び、「Xbox Game Bar」をクリックします。
- Xbox Game Barをオフにする
- 「Xbox Game Barを開く」をオフに切り替えます。
- 録画機能を停止する
- 「キャプチャ」の設定を開き、「発生したことを記録」をオフに設定します。
Xbox Game Barを無効化すれば、ゲーム中のCPU負荷が軽減され、動作が安定します。
ゲーム録画が必要な場合は、OBS StudioやMSI Afterburnerといった軽量で高機能な無料ソフトの利用がおすすめです。
不要なソフトやセキュリティソフトのアンインストール
多くのゲーミングPCには、購入時に不要なソフトや試用版のセキュリティソフトがインストールされています。
特に「マカフィー」や「ノートン」などのセキュリティソフトは、Windows標準の「Windows Defender」があれば不要です。
アンインストールすれば、メモリやCPUの負担を軽減し、PCの動作をスムーズにできます。
セキュリティソフトのアンインストール手順
- 設定画面を開く
- スタートメニューから「設定」をクリックします。
- アプリの項目を選択
- 「アプリ」を選び、「インストールされているアプリ」を開きます。
- 不要なソフトをアンインストール
- 「マカフィー」や「ノートン」を検索し、「アンインストール」をクリックします。
- 再起動する
- アンインストール後、PCを再起動し、Windows Defenderが有効になっていることを確認します。
Windows Defenderは、Microsoftが提供する標準のセキュリティソフトであり、十分なセキュリティ性能を持っています。
第三者機関である「AV-TEST」によると、Windows Defenderは検出率や使いやすさで高評価を得ています。
ゲーミングPCを便利に使うための設定
マウスやキーボードの設定
マウスとキーボードはゲーム操作の要であり、細かい設定によってパフォーマンスが大きく変わります。
特にFPSやRTSでは、操作の精度や速度が勝敗に直結するため、最適な設定を行いましょう。
マウス設定のポイント
- マウス加速機能の無効化
- マウスの加速機能は動かす速度に応じてポインタの移動距離が変わるため、操作が不安定になります。
- 無効化手順:
- 「設定」→「デバイス」→「マウス」を開く。
- 「その他のマウスオプション」→「ポインターオプション」タブを選択。
- 「ポインターの精度を高める」のチェックを外す。
- マウス感度の調整
- 感度が高すぎると動きが過敏になり、低すぎると反応が遅くなります。ゲームに合わせて適切な感度に設定しましょう。
キーボード設定のポイント
- ショートカットキーのカスタマイズ
- ショートカットを使うことで複雑な操作が一瞬で行えます。ゲーム内設定からカスタマイズしましょう。
- 複数キーの同時押し設定
- ゲーミングキーボードでは複数のキーを同時に押しても反応する「Nキーロールオーバー」機能が重要です。設定や対応機種を確認しましょう。
マウスポインタの精度を無効化
Windowsには「ポインターの精度を高める」という設定がデフォルトで有効になっていますが、ゲーミング用途ではデメリットが多いです。
この設定が有効だと、マウス操作に加速度が加わり、ポインタの動きが安定しません。
特にFPSゲームでは、正確なエイムが難しくなります。
設定手順
- 設定を開く
- 「Windowsスタートメニュー」→「設定」をクリックします。
- マウス設定を変更
- 「デバイス」→「マウス」→「その他のマウスオプション」を選びます。
- 加速機能を無効化
- 「ポインターオプション」のタブを開き、「ポインターの精度を高める」のチェックを外します。
- 適用して完了
- 「適用」→「OK」をクリックし、設定を完了します。
これでマウスの動きが手の動作に忠実になり、ゲームプレイが安定します。
サウンド設定の調整(マイク・ヘッドセット)
ヘッドセットやマイクを使用する場合、適切なサウンド設定が欠かせません。
音の定位やクリアな音声が確保されていないと、ゲーム内の足音や敵の位置が把握しづらくなります。
音声出力の設定手順
- デバイスを接続する
- ヘッドホンや外部スピーカーを接続します。
- サウンド設定を開く
- 画面右下のスピーカーマークを右クリックし、「サウンド設定」を選びます。
- 音声デバイスを選択
- 使用するオーディオデバイスを選び、「既定のデバイス」に設定します。
- 音量調整
- ゲーム内の音量バランスに合わせ、出力と入力の音量を調整します。
おすすめの無料ソフト:EarTrumpet
EarTrumpetは、Windows標準のサウンド管理よりも使いやすいボリュームコントロールツールです。
アプリごとに音量を調整したり、出力先を簡単に切り替えられます。
電源プランの最適化
電源プランの設定は、ゲーミングPCのパフォーマンスを最大限に引き出すために欠かせません。
Windowsでは「バランス」「高パフォーマンス」「省電力」の3つの電源プランが用意されています。
最適な設定:高パフォーマンスモード
- 電源設定を開く
- 「スタートメニュー」→「設定」→「システム」→「電源とスリープ」を選びます。
- 電源プランの変更
- 「追加の電源設定」から「高パフォーマンス」を選択します。
- スリープの時間を延長
- 初期設定では10分程度でスリープになりますが、ゲーム中の停止を避けるため「なし」または長めの時間に変更します。
USB接続の安定性を改善
USB機器が突然認識されなくなるトラブルを防ぐため、USBセレクティブサスペンド機能を無効化します。
この設定を行うことで、キャプチャボードや外付けHDDなど、USB機器の動作が安定します。
手順
- 電源プラン設定を開く
- 「コントロールパネル」→「電源オプション」を選びます。
- 詳細な電源設定を開く
- 選択中の電源プランから「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定」をクリックします。
- USBセレクティブサスペンドを無効化
- 「USB設定」→「USBセレクティブサスペンドの設定」を「無効」に変更します。
- 適用して完了
- 設定を保存し、再起動を行います。
これらの設定を行うことで、ゲーミングPCの快適性とパフォーマンスが大幅に向上します。
自分のプレイスタイルに合わせて最適化すれば、ゲーム体験がさらに楽しくなるでしょう。
ゲーミングPCを買ったら入れるべきソフト
PCゲームプラットフォーム「Steam」
Steamは世界中で利用されているPCゲーム配信プラットフォームです。
多くのゲームタイトルが揃っており、購入からインストールまで簡単に行えます。
ゲーミングPCを手に入れたら、まずインストールしておきましょう。
SteamはValve社が提供しており、現在ではPCゲーム市場の約75%を占めています(Statista調査)。
そのため、多くの人気タイトルはSteamで提供されており、ゲーマーの必須ツールになっています。
たとえば、フォートナイトやApex LegendsのようなタイトルもSteam経由でインストールできます。
無料のゲームも多いため、初心者でもすぐにプレイを開始できます。
インストール手順
- Steam公式サイトへアクセスします。
- 「Steamをインストール」をクリックして、ダウンロードを開始します。
- ダウンロードしたファイルを開き、指示に従ってインストールします。
Steamは基本無料で利用でき、アカウント作成だけでゲームを購入・管理できる便利なソフトです。
通話・メッセージアプリ「Discord」
Discordはゲームをしながら通話やメッセージを利用できるアプリです。
遅延が少なく、無料で利用できることから多くのゲーマーに愛用されています。
Discordは月間アクティブユーザーが1億5千万人を超える大人気アプリです(2021年時点)。
音声通話やテキストチャット、画面共有機能が充実しているため、ゲームプレイ中に友達とのコミュニケーションがスムーズになります。
たとえば、オンライン対戦ゲームでは、友人と戦略を立てながらプレイする際に役立ちます。
ボイスチャットを使えば、リアルタイムで情報交換が可能です。
インストール手順
- Discord公式サイトにアクセスします。
- 「ダウンロード」をクリックし、PC用アプリをダウンロードします。
- 指示に従いインストール後、アカウントを作成します。
Discordは無料で使えるだけでなく、複数人での同時通話やコミュニティ機能も備えているため、ゲームをさらに楽しめます。
ゲーミングデバイス用ソフトウェア
ゲーミングマウスやキーボードなどのデバイスには、専用のソフトウェアが存在します。
これを利用することで、DPI設定やキーの割り当てなど、操作性を細かくカスタマイズできます。
デバイスの性能を最大限に引き出すには、専用ソフトウェアが必要です。
たとえば、ゲーミングマウスのDPI(感度)やキーボードのマクロ設定は、ゲーム内での操作効率を大幅に向上させます。
- Logi cool G HUB
Logicool製品のマウスやキーボードを使う場合に必要です。
マクロ設定やイルミネーションの変更が行えます。 - Razer Synapse
Razer製デバイス向けのソフトウェアで、キーの再割り当てやパフォーマンス設定が可能です。
インストール手順
- 使用しているデバイスのメーカー公式サイトにアクセスします。
- 該当するソフトウェアをダウンロードし、PCにインストールします。
- ソフトを起動し、デバイスを接続して設定を行います。
デバイスのカスタマイズを行うことで、ゲーム操作が快適になり、パフォーマンスを最大限に引き出せます。
Webブラウザ「Google Chrome」
Windowsには標準で「Microsoft Edge」がインストールされていますが、多くのユーザーは「Google Chrome」を好んで利用しています。
Chromeはシンプルで高速な動作が特徴のWebブラウザです。
Google Chromeは世界で最も利用されているWebブラウザです。
拡張機能や同期機能が充実しており、使い勝手が良いと評価されています。
たとえば、ゲーム攻略情報やPC設定方法を調べる際、Chromeの検索機能やブックマーク機能が役立ちます。
また、複数のタブを開いても動作が軽快です。
インストール手順
- Google Chrome公式サイトにアクセスします。
- 「Chromeをダウンロード」をクリックします。
- ダウンロードしたファイルを開き、インストールを完了させます。
使い慣れたブラウザをインストールすることで、検索作業や日常使いがよりスムーズになります。
ID・パスワード管理ソフト
ゲーミングPCでは複数のゲームアカウントやサイトを利用するため、IDやパスワードの管理が重要です。
専用ソフトを導入すれば、効率的に管理できます。
パスワード管理ソフトはセキュリティを高めるだけでなく、複数のIDやパスワードを一括管理することで手間を減らせます。
- Google Chrome標準機能
ブラウザにログインすれば、IDやパスワードを自動で保存・入力できます。 - Bit warden
無料で高機能なパスワード管理ソフトです。セキュリティ面も強化されており、安全にデータを管理できます。
インストール手順
- Google Chromeの標準機能を有効化する場合:ブラウザ設定から「パスワード管理」をオンにします。
- Bitwardenの場合:公式サイトからダウンロードし、アカウントを作成して利用します。
パスワード管理を行うことで、ゲームやWebサイトへのログインがスムーズになり、忘れる心配もありません。
これらのソフトを導入することで、ゲーミングPCの利便性と快適性が向上します。
ゲームプレイだけでなく、日常のPC作業にも役立つため、必要に応じてインストールを進めましょう。
ゲーミングPCの初期設定で気をつけること
Windowsアカウント名は日本語にしない
Windowsアカウント名は必ずアルファベットで設定しましょう。
日本語のアカウント名を使用すると、ゲームやソフトウェアが正常に動作しない場合があります。
Windowsの初期設定ではアカウント名を任意に設定できますが、アルファベット以外を使用すると不具合が発生するケースが報告されています。
たとえば、特定のゲームがクラッシュしたり、ソフトウェアがインストールできない事例が挙げられます。
有名な例として、LogicoolのソフトウェアやForza Horizon 5が、日本語名のアカウントでは動作しない問題があります。
英語表記を使用しましょう。
設定手順
- Windows初期設定の際、アカウント名を入力します。
- 日本語ではなく、半角英数字で設定します。
PCの広告や通知をオフにする
Windowsはデフォルトの設定で通知や広告が表示されます。
ゲーム中にポップアップが出ると、集中力が途切れてしまうため、事前に無効化しておきましょう。
MicrosoftはWindowsに「広告」として推奨ソフトを表示しますが、これがゲームの邪魔になる場合があります。
また、通知が頻繁に出ると画面に割り込み、操作がスムーズに進みません。
スタートメニューやエクスプローラーに広告が表示されたり、通知がゲーム中に突然ポップアップすることがあります。
特に集中力が求められるFPSやMOBAゲームでは大きな影響を与えます。
設定手順
- 広告を無効化
- 設定から「プライバシーとセキュリティ」を開き、「全般」を選択。
- 「広告IDを使用して個人用に設定された広告を表示」をオフにします。
- 通知をオフにする
- 設定の「システム」から「通知」を開きます。
- 「アプリやその他の送信者からの通知」をオフに設定します。
- スタートメニューの広告を削除
- 広告表示されているアプリを右クリックし「アンインストール」します。
初期設定に必要なネット環境と時間
ゲーミングPCの初期設定には、安定したインターネット環境とまとまった時間が必要です。
初めての設定では2〜3時間を想定しておくと良いでしょう。
Windows Updateやドライバーのインストールなど、インターネット接続が必要な作業が多いためです。
また、設定作業に慣れていない場合は手順の見直しも含め時間がかかります。
- Windows Update:インターネット接続がなければ最新の状態にアップデートできません。
- グラフィックボードのドライバー更新:NVIDIAやAMDの最新ドライバーは公式サイトからダウンロードが必要です。
- 各種ソフトウェアのインストール:SteamやDiscordのダウンロードにもインターネットが必須です。
所要時間の目安
- 慣れている人:1時間程度
- 初めての人:2〜3時間
ネット環境が不安定だとダウンロードやインストールが遅れるため、安定した回線を使用しましょう。
設定がうまくできない場合の対処法
初期設定がうまく進まない場合は、基本に戻って作業を見直すことが重要です。
手順を一つずつ確認しながら進めると、問題を解決しやすくなります。
実例と対処法
- ケーブルの接続確認
- 電源ケーブルやモニターケーブルが正しく接続されているかを再確認します。
- 特にグラフィックボードにケーブルが接続されているか確認しましょう。
- アカウント情報の見直し
- ログイン情報の大文字小文字やスペルミスがないか確認します。
- 設定手順の再確認
- 手順を飛ばしていないかをチェックします。Windows Updateやドライバーの設定は特に重要です。
外部サービスの活用
設定がどうしてもうまく進まない場合は、PCの初期設定代行サービスを利用する方法もあります。
たとえば、ヨドバシカメラの「PC-DOCK」では他社購入のPCでも持ち込み対応しています。
初期設定の際は、焦らず時間に余裕を持って作業を進めることが大切です。
基本手順を一つずつ確認し、落ち着いて設定を行いましょう。
初心者におすすめのゲーミングPC代行サービス
初期設定代行サービスの概要
ゲーミングPCの初期設定は専門知識がなくても行えますが、手順が多く時間がかかります。初心者の場合、設定ミスや手順の見落としが起きることもあるため、代行サービスを活用するとスムーズです。
初期設定代行サービスとは
専門スタッフが以下のような作業を代行するサービスです。
- Windows初期セットアップ:アカウントの作成や設定を行います。
- ドライバーの更新:グラフィックボードや各種デバイスのドライバーを最新状態にします。
- ゲーミング設定:モニターのリフレッシュレートや電源プランの最適化を実施します。
- 不要なソフトのアンインストール:動作に影響を与える無駄なソフトを削除します。
代行サービスを利用すれば、PCが届いたその日から快適なゲーム環境をスタートできます。
ガレリアの初期設定代行内容
ドスパラが展開する「ガレリア」ブランドでは、有料の初期設定代行サービスが提供されています。
サービス内容
- Windowsセットアップ
ローカルアカウントの作成と必要な基本設定を行います。ゲーム専用PCとして不要な設定は省き、最適な状態にします。 - グラフィックボードのドライバー更新
NVIDIAやAMDの最新ドライバーをインストールし、グラフィック性能を最大限引き出します。これにより、動作が滑らかになりゲームのパフォーマンスが向上します。 - ゲーミング特化設定
ゲームに最適な環境を整える設定が含まれます。具体的には、モニターのリフレッシュレート設定や電源プランの最適化、ゲームモードの有効化などを行います。 - 必要なソフトのインストール
ゲームを始めるために必須のソフトウェア(SteamやDirectX)をインストールしてくれます。初期設定後、すぐにゲームをダウンロードしてプレイできます。 - 不要なソフトの削除
最初からインストールされている不要なソフトをアンインストールし、PCの動作を軽くします。
たとえば、ガレリアの初期設定代行を依頼したユーザーからは以下のような声があります。
- 「届いた日からすぐにゲームができて、時間を無駄にしなかった。」
- 「自分で設定する自信がなかったが、プロに任せて安心した。」
- 「設定ミスによるトラブルが起きなかったので、スムーズにゲームを始められた。」
このように、初期設定代行サービスは初心者だけでなく、すぐにPCを使いたい人にとってもメリットが大きいです。
ゲーミングPCの初期設定は、慣れないと時間がかかるだけでなく、設定ミスのリスクもあります。
ドスパラの「ガレリア」では、初期設定代行サービスを利用することで、手間なく最適な環境を整えられます。
届いたその日からゲームを快適にプレイできるため、初心者や設定に不安がある方に特におすすめです。
まとめ
今回は、ゲーミングPCを購入した後にやるべき手順を解説しました。
ゲーミングPCの初期設定ポイント
- 同梱物とネット環境を確認
- Windows初期セットアップを実施
- ドライバーとリフレッシュレートを更新
- 不要なソフトをアンインストール
- 最適な電源設定とサウンド調整
- 必要なソフトをダウンロード
初期設定を正しく行えば、ゲームが快適に楽しめます。
さらに詳しい設定やおすすめのソフトについて知りたい方は、関連記事もぜひご覧ください。